しかし彼らは、わめきたてて「十字架につけよ、彼を十字架につけよ」と言いつづけた。
すると彼らは叫んだ、「殺せ、殺せ、彼を十字架につけよ」。ピラトは彼らに言った、「あなたがたの王を、わたしが十字架につけるのか」。祭司長たちは答えた、「わたしたちには、カイザル以外に王はありません」。
ところが、彼らは大声をあげて詰め寄り、イエスを十字架につけるように要求した。そして、その声が勝った。
彼らは、また叫んだ、「十字架につけよ」。
ピラトはイエスをゆるしてやりたいと思って、もう一度かれらに呼びかけた。
ピラトは三度目に彼らにむかって言った、「では、この人は、いったい、どんな悪事をしたのか。彼には死に当る罪は全くみとめられなかった。だから、むち打ってから彼をゆるしてやることにしよう」。
また、なんら死に当る理由が見いだせなかったのに、ピラトに強要してイエスを殺してしまった。